先物取引のメリットとデメリットが一目瞭然!?

先物取引とは?

先物取引の仕組みについて

先物取引とは、将来売買されるものをあらかじめ現時点で売買を約束する取引のことです。先物取引の説明をする上で、現物取引との違いを理解すれば大変わかりやすいでしょう。

例えば、コンビニで150円のジュースを買う場合、その場でジュースと引き換えに150円を店員さんに渡しますよね? そして仮に業者にそのジュースを売ってほしいと言われた場合は150円でそのジュースを売りますよね? 市場での実物の取引、これが現物取引といわれるものです。

投資の世界でも現物取引という言葉は使われており、一般に株式や債券などの有価証券を取引する場合、その場の市場価格で取引が行われます。この場合も市場での実物の取引となるため、現物取引となるわけです。

普通のスーパーマーケットでの買い物はすべて現物取引となるため、そのイメージを持っておくと良いでしょう。

そして、現物取引の対義語となっているのが先物取引です。先ほどご説明したように、将来売買されるものをあらかじめ現時点で売買を約束する取引のことです。

先ほどのジュースの例でいうと、1年後にジュースを150円で買うという約束をコンビニで行い、1年後にジュースを150円で買う、または150円でジュースを売ると約束し、1年後にジュースを150円で売る。

ジュースの場合、価格変動はあまりないですが、例えばガソリンであれば価格変動はよくされています。150円のものが将来100円で買えれば50円の得をしたということになり、200円で売れれば50円の得をするというわけです。これが先物取引です。
 

キーワード1 現物取引
市場における実物での取引
キーワード2 先物取引
将来売買されるものをあらかじめ現時点で売買を約束する取引

先物取引の種類

先物取引には2種類あり、商品先物取引金融先物取引があります。商品先物取引とは、金やプラチナなどの貴金属、そしてガソリンや農産物などの「商品」を売買する取引のことです。一方で金融先物取引とは、通貨・金利・債券・株式などの「金融商品」を売買の対象として行う取引のことです。

これらはすべて価格に変動のあるものであるため、その変動を利用して利益をつくることができます。金融先物取引は少し難しい話となってくるので、ここでは金やプラチナなどの貴金属、ガソリンや農産物などを売買の対象として行う「商品先物取引」について話をすすめていきます。

先物取引で利益を出すには

価格の変動を利用する

先ほどのガソリンの話を例にして、改めてご説明しましょう。ガソリンの価格が変動するのは皆さんご存知だと思います。レギュラーガソリンが130円だったり、160円だったり。

例えば現時点でガソリンの価格が150円(1ℓ)だったとしましょう。そしてさらに1年後、自分は200円(1ℓ)までガソリンが値上がりするだろうと予想しているとします。ここでガソリンスタンドと、1年後に150円(1ℓ)を100ℓ購入すると「約束」します。

そして1年後、予想通りガソリンが200円(1ℓ)まで値上がりしました。1年前に150円(1ℓ)で100ℓを購入すると「約束」をしていたので、私は100ℓを15,000円で購入することができました。この時点ではガソリンの価格は200円(1ℓ)なので、今持っている100ℓを業者に売った場合、20,000円-15,000円で5,000円分の利益が生まれたことになります。
 
 

 
反対に、先物取引では値下がりを予測して「売り」を出すこともできます。このあたりの話は少し難しくなるので、今は、先物取引は「値上がり時」にも「値下がり時」にも利益を出すことができるとだけ覚えておきましょう。

先物取引のメリット

少額で大きな取引ができる

先物取引はFXのように証拠金取引であるため、例として2万円を証拠金として200万円での取引が可能となります。このように、レバレッジを効かせて少額で大きな金額の取引ができるのが先物取引のメリットです。

証拠金取引やレバレッジなどの用語の意味がわからない方は『FXのメリットとデメリット』で詳しく説明しているので、こちらの記事をご参照ください。

先物取引のレバレッジは10倍〜1,000倍となる場合もあり、これは先物取引の種類や商品先物取引であれば商品の種類によって異なります。実際に取引を行う場合は、その際にかけれるレバレッジを確認するとよいでしょう。

どんな場面でも利益が出せる

先物取引では、FXと同じように「買い」だけではなく「売り」からも注文が可能です。これにより値上がりだけの利益ではなく、値下がりの場合でも利益を出すことができるので、どんな場面でも利益を出すことができます。

信用取引を除いた株式投資の場合、株式を買って株価が上がった時点で売って利益を出す、つまり安く仕入れて値上がりしたら売ることが大原則となりますが、先物取引の場合はこの反対の場合でも利益をだすことができるのです。

短期間で大きな利益を出せる

ガソリンや石油などの価格変動の振り幅が大きい商品で取引を行う場合、短期間で大きな利益を出すことができます。しかしこれは予想通りに取引ができた場合の話。仮に予想通りにいかなかった場合は短期間で大きな損失となるので、価格の振り幅が大きいものを取引する場合は注意しましょう。

プラチナのように希少価値の高いものや、取引量が少ない商品は価格の振り幅が大きくなります。取引を行う場合は商品選びもしっかりと注意しましょう。

加えて、初めて先物取引を行う場合に人気な商品は「金」です。金は取引量が多く、価格の振り幅も小さいので初心者の方は価格の変動レートを掴みやすいでしょう。さらに金には、金ミニと呼ばれる商品も存在します。

通常、金を取引する場合1,000gが最低取引単位となっており、およそ10万円の資金が必要となりますが、金ミニの最低取引単位は100gのため、およそ1万円から取引を行うことが可能です。約40倍のレバレッジがかけられるため、40万円での取引が可能となります。先物取引を初めて行う方は、この金ミニから初めてみるのもよいでしょう。
 
 

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先物取引のデメリット

元本保証がない

先物取引では、FXや株取引と同じように元本保証がされていません。つまり、予想した値動きと反対の動きとなってしまった場合、投資した自己資金がすべて無くなってしまう可能性もあります。さらに、投資資金がゼロになってしまうだけでなく、追証といって証拠金を追加しなければならないケースが発生してしまう可能性もあります。
 

キーワード1 追証
取引上の損失により担保の価値が低下してしまった場合、追加で証拠金を預け入れる必要がある
 
場合によっては少しの変動で大きな追証が発生してしまうケースもあるので、元本割れに加えこちらも注意が必要でしょう。

大きく損失するリスクがある

先ほどメリットでご説明した『少額で大きな取引ができる』『短期間で大きな利益を出せる』はデメリットにもなり得ます。

レバレッジを大きく効かせて、価格の振り幅が大きい商品で取引を行い、予想と反対の値動きをしてしまった場合は大きな損失となってしまいます。

先物取引を行う際は、十分な自己資金で余裕をもって行いましょう。さらに損失を出してしまった場合も「損切り」する覚悟とメンタルが必要です。ハイリスクでありハイリターンであるのが先物取引です。

先物取引のまとめ

知識と余裕をもって行おう

先物取引を行う場合、価格の変動を読む力が必要になります。これは知識がなければ難しいため、初めのうちは少額の資金で小さい取引を行いながら知識をつけていきましょう。慣れて利益も確保できるようになってくれば、レバレッジを大きくしてみたり、金ではなく希少価値の高いプラチナに商品を変えてみるなど、少しずつステップアップしていくことをオススメします。

さらに先ほどデメリットでご説明したように、先物取引では場合によっては元本割れであったり追証であったり、大きな損失を招いてしまう可能性もあります。先物取引を行う際は、あらかじめ必要な生活費を除くなどして、余裕をもって取引をしましょう。
 

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